【外壁塗装】結局どれくらいの頻度ですればいい?

2022.06.07


外壁塗装の頻度は一般的に10~15年ごととされています。
これは外壁や塗料の耐用年数や、耐久性・防水性のパフォーマンスが下がるタイミングだからです。
しかし、立地環境などの要素が重なると、そのタイミングにズレが生じます。

では、外壁塗装の頻度はいつぐらいが最適なのでしょうか。
今回は条件別に、外壁塗装のタイミングについてご紹介したいと思います。

■外壁と塗料の耐用年数

建物の寿命は短いものなら約20年、長いものなら約40年と言われています。
ということは外壁塗装ってしなくてもいいのでは? と思われたかもしれませんが、これらの寿命を保つには条件があります。
それは、耐久性を高いまま保った場合にのみ限られるということ。建物の寿命を最大限に保つには、定期的なメンテナンスを行う必要がある、ということです。

一般的に、どの壁材も10年ほどで耐久性・防水性が切れてしまうタイミングなので、最初の外壁塗装は10年前後が最適だとされています。
2回目以降は塗料の耐用年数ごとによるので、使用した塗料について調べましょう。

塗料名

耐久年数
アクリル 約4~7年
ウレタン 約6~10年
シリコン 約8~15年
フッ素 約15~20年
ピュアアクリル 約12~15年
無機 約15~20年

■壁に見られる劣化具合

以下のような状態が見られると、外壁の耐久性・防水性が切れ始めている兆候なので、塗装工事を検討しましょう。
下へいくほど、劣化具合が悪くなります。

1.色あせ
新築時と比べると、色が落ちている・薄くなっている状態です。

2.チョーキング
壁に粉がふいている状態のことをいいます。

3.膨れ・剥離
壁の表面の塗膜が浮いたり、ぼろぼろとはがれている状態です。

4.ひび割れ
壁の表面に亀裂が走っている状態です。


5.シーリング材が割れている・はがれている

シーリングとは壁の継ぎ目部分です。この部分が割れていたり、はがれているとカビや水の浸食が進むため要注意です。

■立地環境ごとの頻度



・海沿い

海の近くにある住宅は、塩害に悩まされます。
この塩害は外壁や屋根のほかに、玄関ドアや窓サッシなどの腐食を進行させてしまうため、対策が必須です。
なお、塩害があるのは海から5km圏内とされていますが、それ以上の距離でも潮風による弊害が及ぶとされています。通常の壁材と塗料では、表示されている耐久年数よりも低くなるでしょう。
例えば人気の塗料であるシリコン塗料は海沿いだと、約5~8年になるとされています。これは通常よりも約3~7年も低い数字です。
つまり、業者にすすめられるがままに環境に合わない塗料を選んでしまうと、塗装回数が増えてしまい、金銭面から後悔してしまうことになるのです。

塩害対策には、フッ素系塗料・アクリルシリコン樹脂系塗料が向いているとされています。
グレードは高いですが、約15年ほどの耐久性が海沿いでも発揮されるので、沿岸部にお住まいの方はこちらの塗料を検討してみてください。
建物の寿命が30年ほどとする場合、頻度は4~5回から2回ほどに抑えられます。

・紫外線の降射量が多い
九州地方・沖縄地方・標高の高い場所にある住宅や日当たりのいい住宅は、紫外線による影響を受けやすいです。
紫外線は外壁や塗料の耐久性を削る要因の一つ。上記の場所にお住まいの方は、「ラジカル制御」の塗料をオススメします。
こちらは約12~15年ほどの耐久性があるので、頻度は2~3回に抑えられるでしょう。

・寒冷地
日本海側の降雪地帯・中部内陸地方・東北地方・北海道などの気温が0℃以下になりやすい場所は、凍害が起こりやすいとされています。
凍害とは、壁の表面についた水分が凍結と融解を繰り返すことにより体積が変化し、ひび割れなどのダメージが発生することです。
とくに窯業系サイディングは寒冷地だと凍害によって耐久性が低くなるため、塗料にもよりますが7~8年ごとに塗装が必要といわれています。

■まとめ

今回は一般的な外壁材と塗料の耐用年数、環境による条件などから、外壁塗装の頻度についてご紹介しました。
参考にしていただければ幸いです。

COLORSは香川県高松市を中心に外壁塗装・屋根塗装・防水工事を行っています。
地元に根ざした塗装店なので、髙松市特有の塩害など、環境にぴったり合った塗料や施工内容をご提案できます。
現地調査・お見積りは無料でうかがいますので、お気軽にお問い合わせください。

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